ホーム > 対応ソフト一覧 > データ入稿の注意点 Adobe Illustrator

データ入稿の注意点 Adobe Illustrator

●トンボを入れてください。
印刷するサイズと同じドキュメントサイズに設定し、ドキュメント上に印刷するサイズと同じボックスを作成します。
※ボックスの色設定は、「塗り」・「線」両方とも透明にしてください。
そのボックスを選択し、フィルター→クリエイト→トリムマークを使用します。トリムマークが出来ますので、そのトリムマークは「線」をC・M・Y・Kの100%、「線幅」を0.25ptにしてください。

●塗り足しは、必ず3mm考慮してください。
断裁時に、切り落とし位置に微妙なズレが必ず生じます。
そこで『塗り足し』が必要になってきます。『塗り足し』とは右図のように仕上がりサイズよりも3mm程度はみ出すようにデータを作成することです。
このように『塗り足し』を付けることで白地が見えずに綺麗に断裁することができます。
[補足ー文字切れを防ぐには?ー]
塗り足しが無かったり、仕上がり位置のぎりぎりに文字があると、きれいに仕上げることができません。
仕上がり時に切れると困る文字は、仕上がり位置より2mm程度内側に配置して、余裕のあるレイアウトにして下さい。
●文字データは、全てアウトライン化してください。
文字のアウトラインをされないままの状態にして入稿されますと、データを開く環境によって異なるフォント(書体)で出力されてしまいます。
また同じフォントが入っている環境で開いた場合も、詰め文字の情報等が反映されないこともございますので Windows・Macintosh問わず全ての文字はアウトライン化してください。
アウトライン処理が不完全なまま印刷されますと、書体が変化したり文字の送りが大幅に変わってしまいます。
●4色ベタは、使用しないでください。
4色ベタ=4色(C・M・Y・K)100%は、印刷時に裏移り等のトラブルの原因を引き起こします。
黒の深みを出したい場合は、下記の通りの設定をしてください。
深みのある黒=K100%+C100%
さらに深みのある黒=K100%+C40%+M40%+Y40%
※但し、ベタ部分についての設定です。線・文字は、必ずK100%で作成してください。
●罫線は「塗り」を透明に、「線」に色を設定してください。
罫線の指示が「塗り」だけで設定されていると、プリンタでのプリント出力やモニターでは表示されていますが、弊社オフセット印刷では、印刷することができません。
●Illustrator10以前のテキストは文字化けする場合があります(レガシーテキスト)
Illustrator10以前のバージョンで作成されたテキストオブジェクトを、更新しないままCS以上のバージョンで開いた状態のことを『レガシーテキスト』といいます。
一度レガシーテキストとしてファイルを開くと、フォント検索等でフォントを検出できなくなります。
また、レガシーテキストが残ったデータを入稿されると、文字化けの原因となります。
レガシーテキストはデータチェックの対象となりませんので、文字化けなどが発生し刷り直しを希望される場合、お客様負担となります。
このような文字化けを防ぐためにも、全ての文字をアウトライン化してからご入稿ください。
●リンクした画像を、「埋め込む」にしない場合は、画像データもご入稿ください。
●保存形式は、ai・epsもしくは、弊社規定のPDF-x1aでのPDFでご入稿ください。
●スポットカラーは、C・M・Y・Kに変換されてから色未を確認のうえご入稿ください。
●ロック・レイヤーロックは、全て解除してください。
●不要なオブジェクトの排除(孤立点など)もお忘れなく。
●オーバープリントが、かかっていても弊社ではデザインと見なし印刷工程に進みます。